本日は東京農業大学で農林水産大臣杯が開催されました。
雄弁部からは岡宮久規弁士と佐藤柊平弁士が出場しました。
岡宮弁士は「共に生きる」の演題の下弁論を行いました。
獣害をテーマとし、農業を行っている人々の意欲をそぎ、農村に暮らす人々に深刻な影響を与えると訴えました。
解消するだけなら今まで以上に動物を殺処分すればいいという意見もあるが、それでは生態系を壊してしまう。
原因を分析すると森林環境の変化と中山間地域の耕作放棄地の増大であると判断しました。
解決策として長期的観点からは、森林の適切な管理と情報収集を。
短期的視点では、迅速に解決するために獣被害防止法で獣害に悩む農家に対いて行われている侵入防止柵の設置援助というものがあるが、それが壊れたときの修理費は補助が無く、継続的に有効に使われているとは言い難い。なので防護柵の維持管理システムの導入し継続的に使えるようにすることを提案しました。

佐藤弁士は「壁を乗り越えよ」の演題の下、補助金漬けの日本農業を脱却するための弁論を行いました。
そのためには海外市場に目を向けて輸出を行える体制を整えるべきとの意見を展開しました。
現在の海外への売り込みがうまくいかない理由として、作物の価格が高いことと、売り込みが個別的になってしまい、日本の作物同士が外国で食い合っていると問題点を設定しました。
その原因として、1.規模拡大化ができない、2.多額の補助金注入、3.輸出する機関やシステムの不備があると指摘しました。
解決策として、1.地域ごとの従事者支援システム、2.農協の解体と全国作物別農業組合の設立、3.生産調整の政策主体の移行
を提案しました。
1.で農家の世代交代を促し、生産の効率化を図り、2.で作物別にマーケティングを行うことで市場戦略を行いやすくし、3.で現行の減反政策を廃止し耕作拡大を促し、補助金の分が安くなり外国産の米とも渡り合えるようになると主張しました。

結果、岡宮弁士が準優勝、佐藤弁士が優勝しました。

岡宮久規(農1)
このたび農水杯に出場させていただきました農学部1年の岡宮です。
今回は初めての大会出場で、個人的に思い入れのある東京農業大学での大会ということもあり、記憶に残る貴重な体験をさせていただきました。
感想を述べさせていただくとするならば、時間配分の失敗や、演練を通じ、何度もアドバイスいただいた改善点を最後まで変えることができず、本番でもやはりその穴をつかれてしまったことなどネガティブなものになってしまいます。
しかし、演練を通じ多くの先輩方や、同期の皆と意見を戦わせ、また多くの指導をいただきながら様々な観点やモノの見方、或いは技術的なもの、多くのそういったもの触れ、過ごしたこの1カ月は私自身多くの成長を得られた場だったと思います。 また、後期大会シーズン最後の出場弁士として述べさせていただくならば、さまざまな弁士の弁論に触れ、また意見を戦わせることで自分自身も多くの知識や価値観に得、成長できたこの2ヶ月半は非常に密度の濃い、有意義な時間でした。 最後になりますが、私を支え、大会に導いてくださった先輩方や同期の皆に、厚く御礼申し上げます。 ありがとうございました。
佐藤柊平(農1)
農水杯に出場させていただきました農学部1年の佐藤柊平です。
結果は優勝ということで、自分でも大変驚いております。これも、演練担当をはじめとする諸先輩方、同期の皆さんの支えがあったからこその結果であり、あらためて感謝申し上げます。
2回目の大会出場ということでしたが、やはり大会までの道のりは大変でした。
今回の弁論は、いわゆる農業の自由化推進弁論です。
一方、自分の本音として「日本の農家を守りたい」という農業保護の想いが強かったのも確かであります。しかし、現状を鑑みたとき、自由化をして補助金漬けでない「自立した農業」という産業にしなければならないという想いが優先しました。
この二つの想いを弁論に反映させるために、政策の部分はかなりこだわったつもりでありますが、課題も多く見つかりました。
今回見つかった課題の改善と、さらに自分の想いを伝えるためにも、私はこれからも演壇に立ち続けます。
本当にありがとうございました。今後とも、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
東京農業大学講演部の皆様ありがとうございました。